睦月「吹雪ちゃんは夕立ちゃんの事が好きなんだね」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:31:48.39 ID:2xBkgRZF0
百合、地の文、キャラ崩壊あります。苦手な人は注意で。地の文の睦月の一人称は「私」にしてあります。

夕立「吹雪ちゃん、お疲れさまっぽい」

吹雪「夕立ちゃん!た、ただいま!」

そういって彼女ははにかむ。いつからだったかな?その笑顔を目で追っていたのは、その笑顔を私にだけ向けてほしいと思っていたのは。

睦月「吹雪ちゃん、今日もお疲れ様ぁ!」

私、知っているんだよ。

吹雪「あ、睦月ちゃん、ただいま!」

ほら。私と夕立ちゃんに掛ける声や態度が少し違うの。夕立ちゃんに掛ける吹雪ちゃんの声はどこか緊張していて、そして、上ずっていて。

分かるよ?だって、私は吹雪ちゃんの事が好きだから。吹雪ちゃんの事見ているから。

夕立「今日も吹雪ちゃん大活躍だったぽい?」

吹雪「そ、そんなことないよ」

赤城「あら、謙遜することないのよ。吹雪ちゃん、最近絶好調で練度もぐんぐん上がっているのよね」ウフフ


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2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:34:59.57 ID:2xBkgRZF0
ほら、また。夕立ちゃんと話す吹雪ちゃんの声や仕草はどこかぎこちなくて。その少しのぎこちなさが私の心を曇らせる。吹雪ちゃんにとって夕立ちゃんは特別な存在なんだろうな、って。

私とは違うんだろうなって。

♦  ♦  ♦  ♦  ♦
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:36:12.49 ID:2xBkgRZF0
吹雪ちゃんの笑顔を見るのは嬉しい。名前とは裏腹に、その太陽のような顔で笑っていてほしい、私を照らしていてほしい。

でも、その顔が照らしているのは私じゃない。そう考えて彼女の笑顔を曇らせるようなどす黒いものが私の中に目覚めかけるが必死でそれを抑え込む。

夕立「睦月ちゃんも、いくよ!」ギュ
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:37:11.43 ID:2xBkgRZF0
きっと誰よりも努力をしている。

夕立「とりあえず、今はご飯を食べるっぽい!」

そういった夕立ちゃんに手を引かれる。そうだね、今は3人で居られる時間を大切にしよう。また、いつ、別れがくるかなんて、分からないんだから。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:38:49.55 ID:2xBkgRZF0
そうだよ、前くらい隠して。

吹雪「え〜、艦娘同士だしいいじゃん」

だめだよ、変な気持ちになっちゃう人もいるんだから。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:40:09.58 ID:2xBkgRZF0
身体が疼く。1週間に一度くらいかな。どうしても疼きを我慢できない日がある。もう我慢することをあきらめている私は躊躇することなくアソコに手を伸ばす。

睦月(本人が寝ているのと同じ部屋でこんなこと)

睦月(吹雪ちゃん…吹雪ちゃん…)
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:43:34.73 ID:2xBkgRZF0
川内「了解!」

指示を聞いた川内さんがこちらに向き直る。

川内「敵駆逐3隻、軽巡1隻ここで撃破するよ!eliteとかはいないみたいだし、落ち着いて撃破するよ!」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:44:34.67 ID:2xBkgRZF0
何が起きたの?

夕立「睦月ちゃん、大丈夫っぽい?」

そう尋ねる彼女は今にも沈みそうな身体で私に問いかける。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:45:50.05 ID:2xBkgRZF0
吹雪「とにかく早くここから離れて夕立ちゃんを入渠させてあげないと!」

分かっている、分かっているから今は何もしゃべらないで!発してはいけない言葉を発しそうになってしまうから。

夕立「ほら、睦月ちゃん行こ?睦月ちゃんが無事でよかったっぽい!」ニコッ
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:47:05.92 ID:2xBkgRZF0
吹雪「もうやめてっ!」

どうして?どうして怒るの?だって吹雪ちゃんは夕立ちゃんの事が好きなんでしょ?好きな人が私のせいで撃沈されかけたんだよ?

睦月「だって、吹雪ちゃんは睦月の事なんてどうでもいいでしょ?ごめんね?睦月のせいで夕立ちゃんが傷ついちゃって」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:47:54.91 ID:2xBkgRZF0
♦  ♦  ♦  ♦  ♦

就寝時間の少し前に二人は帰ってきた。

私は突っ伏したまま、顔を上げるつもりはなかった。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:50:05.60 ID:2xBkgRZF0
身に何も纏っていない状態で吹雪ちゃんに問いかける。

睦月「きっと、いけないのは睦月だよね。分かっているよ。分かっているけどもうダメなの。」

そう自分を正当化して吹雪ちゃんの布団に潜り込む。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:54:52.06 ID:2xBkgRZF0
気分は高揚しているはずなのに、アソコはジンジンと疼いているのに。私はなぜか冷静に吹雪ちゃんを見つめる。

吹雪「…なに、してたの、睦月ちゃん」

睦月「…なにって、自慰だよ。吹雪ちゃんを思いながら自慰してたの。でも、別に今日だけじゃないよ?私、自慰するときは絶対吹雪ちゃんの事を考えながらしていたんだから。」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:55:56.37 ID:2xBkgRZF0
私は、押しつぶされそうな空気に耐えられなくなって、部屋を抜け出す。

終わりだ。終わりだ。終わりだ。

吹雪「…」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:56:44.29 ID:2xBkgRZF0
睦月「ぐっ…こ、こんな時間にどうしたんですか?」

もう、私が泣き崩れていたところなんて見られているはずなのに、必死に涙をこらえて、強がって見せる。

川内「うーん、ちょっと寝付けなくてね。すこし訓練を…」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:58:00.74 ID:2xBkgRZF0
川内「睦月、ちょっと訓練付き合ってくれない?」

睦月「え、こんな時間からですか!?」

思わず、声を張り上げてしまう。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:59:08.50 ID:2xBkgRZF0
睦月「え?ちょ、ちょっとそんな急に…」

何を言っているんだこの人は。1対1?それも向こうは私なんかより練度は上、なにより改二になっているんだよ?私に勝ち目なんてあるわけないよ。

川内「構えなくていいの?はじめるよ?」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 18:00:12.40 ID:2xBkgRZF0
この人は本当にさっきから何を言っているのだろう。私の神経を逆なでして何が楽しいんだろう。私の弱さに付け込んで何がしたいんだろう。

そして、必死に弱さを隠してきていたはずなのにあっさりと見破られてしまっている私はどうすればいいんだろう。

睦月「うるさい!睦月は弱くなんかないっ!」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 18:01:51.37 ID:2xBkgRZF0
必死で逃げ回る。でも、もう限界も近い。いつ被弾してもおかしくない。そんな弱気な私が姿を見せた。

ドガァアン!!!

睦月「きゃぁああああっ!!!」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 18:03:03.69 ID:2xBkgRZF0
川内さんは真っ直ぐこちらを見てうなずく。私は込み上げてくる感情を止めることができなかった。

睦月「わ、わだしがっ!よ、よわいから…ヒグッ…な、何も守れない!私が…睦月が望むものを手に入れることができないっ!」

睦月「だ、だから…だから強くなりたい!…グスッ…そ、そう思って、必死に訓練をした!誰にも負けないくらい、そして、自分にまけないように!」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 18:04:38.36 ID:2xBkgRZF0
睦月「川内さんみたいに強い人が羨ましいっ…自分自身も大事な仲間も自分の力で守ることができる。大事なものを失うことがないように繋ぎとめることができる。」

睦月「睦月は、ヒグッ、グスッ…睦月は自分自身さえも守れないのにっ!守られているだけなのにっ…」

涙が溢れ出してくる。力を込めて掴んでいた川内さんの肩から川内さんにもたれかかるように崩れ落ちる。
以下略 AAS



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