二宮飛鳥「美波さんにボクの歌が歌えるわけがない」
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18:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:10:09.48 ID:jKZID4Vr0
どうすればいい。

お互いに一歩、踏み寄ればいいのに、きっとそれは簡単でとても難しいこと。

考えあぐねていたそのとき、親友の顔が頭に浮かんだ。

「ボクは理解したい。美波さんと、共鳴したい」

やや強引に美波の手を取った。

以外と肉付きが良くしっかりしていて、そういえばラクロスをしていたんだったな、とか雰囲気にそぐわないことを飛鳥は考えていた。

でも感じる。

これは努力をしてきた人の手だ。

「理解るよ、美波さん。自分に正直に生きることは、怖いことだ」

嘘が得意で、それが普通になってしまって。

斜に構えているか、優等生でいるか、その違いなだけ。


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