13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/07/16(日) 14:53:20.87 ID:YMqcCAV+0
ダダダダダダダダッ
武内P「……ッ!?」
まゆP「武内イイイイィ! 助けてくれよ武内イイイイィ!」ガバッ
武内P「あ、朝からどうされたのですか?」
まゆP「聞いてくれるか! 聞いてくれよおおおお!!」
武内P「と、とりあえずいったん離れませんか?」
まゆP「ヤダアアアアアアアアア!! 離さないで、怖いから!! 今離れたら俺壊れちゃうよおおおおおおおおおおお!!」
武内P「わ、わかりました! 私はここにいますから」
まゆP「う、うう。すまねえな武内」
武内P「それで、朝からいったい何があったのですか?」
まゆP「……朝起きたら、みそ汁の匂いがしたんだ」
武内P「あっ……」
まゆP「眠気が一瞬で吹き飛んで台所を見たら、制服の上からエプロンを着たまゆがいて……それが、たまらなく似合ってたんだ」
まゆP「あの時の俺、いったい何を想ってたんだろう。恐怖に満ちていたはずなのに、それが一瞬で吹き飛んで……まゆの後ろ姿がキレイというか神聖で、もしかしてこの絵に描いたような幸せは、望めば手に入るものなんじゃないかって」
武内P「まゆP……それは」
まゆP「怖いんだ俺は。まゆが俺に迫ることの比じゃないぐらい、俺は自分のことを信用できなくて怖いんだ! まゆのアプローチに抵抗しようとする気力が、日に日に無くなっていくのが痛いほどわかるんだ!」
まゆP「俺は……俺はこのままだと担当しているアイドル、それも未成年に手を出すクズの中のクズになっちまう……」
武内P「……大丈夫です。貴方は負けたりはしません」
まゆP「た、武内?」
武内P「佐久間さんの想いは一時の気の迷いなんです。恋に恋する年頃の少女の傍に、たまたま頼りになる貴方がいただけのこと」
まゆP「そ、その通りだ! まゆみたいな天使が、俺みたいなクズ予備軍を本当に好きになるはずがねえ」
武内P「佐久間さんがいつか本当に恋をする時のためにも、貴方は踏みとどまらなければなりません」
まゆP「そうだ……我慢するのは俺なんかのためだけじゃない。まゆのためでもあるんだ……まゆのためにも、俺は、俺は耐え抜かなければ!!」
武内P「その意気です!」ガシッ
まゆP「武内ぃ!」ガシッ
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