4:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 12:03:03.02 ID:xtDe7XNk0
「のん!そんなの全然スウィーティーじゃない!
いいかよく聞け☆聞いて☆暑い中海まで行って泳ぐってのが最高にスウィーティ―なの」
「そういうものなんですか」
「そういうものなの!」
「そうですか。でしたら確か来週に水着のお仕事が入っていましたよね?」
机の上にある手帳をとり、ぺらぺらとめくる。『水着』と赤のペンで書かれた日付を確認し、
「ほら、金曜日です」と告げると、はぁとさんの声が爆発した。
「のん!お仕事で行く海とプライベートで行く海は全然違う!コーヒーとココアくらい全然違うの!
なに?プロデューサー。そんないじわるなことばっかり言って。はぁとのこと嫌いなの?」
「……そんなことはないですけど」
ついたじろいでしまう。そしてはぁとさんは僕が尻込みしたのを見逃さない。
少しでもチャンスを見つけると、そこに飛び込むような人なのだ。
ここぞというタイミングで、はぁとさんは声を弱々しいものへと変えた。
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