ある門番たちの日常のようです
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16: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/09(水) 23:02:27.64 ID:JoA81wv70
胸の内に沸いたやや黒い感情を自己嫌悪と共に咳払いで吐き出す。世話になっただけでなく、立場は違えど艦娘と共に国防を担ってくれている人々に嫉妬とは我ながらあまりにも見苦しい。

( ´_ゝ`)「野分たちの着任は三日後、と。一応羽瀬川たちにも共有しておくか?」

「あぁ、頼む。どのみち今日にも共有する予定だった情報だしな……っと、入っていいぞ」

「提督、失礼するわ」

乾いた音が二度響き、双子が入ってきた後も半開きのままだった戸を押し開けて加賀が入ってくる。

(´<_`;)「おぉう………」

我が警備府最強の艦娘である一航戦の両手には、新たな書類の山が溢れかえっていた。その内1/3程が自分の目の前に上乗せされたのを見て、鈴谷の表情がこの世の終わりを迎えたように絶望的なものに変わる。

残り2/3が追加された俺の表情?
ははは、言うまでも無いから割愛しよう。

「横須賀総司令府から防衛計画の更新と、それに伴う新規任務の関連書類が送られてきたわ。あと、学園艦の航行制限令に関連した文部科学省からの依頼その他諸々、こっちは海上自衛隊の人員募集協力に関する書類、在日米軍との連携手順、深海棲艦上陸阻止失敗時の避難計画にその時の私達の役割、今後のマスコミ対応に関するマニュアルも───」

(;´_ゝ`)「加賀さん、加賀さん、ストップ。提督も鈴谷もフリーズしてるから。少し落ち着かせてあげてくれ」

「……あら、流石一曹。いらっしゃったのね。

何か差し入れ?いいけれど」

(´<_` )「いやまぁ加賀さんの分もあるけど目ざとい涎拭け一航戦。

あんたも日向さんに負けず劣らずフリーダムだな」


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