17: ◆Fe3NifTDyM[saga]
2017/08/07(月) 21:05:56.87 ID:lJm4SMApo
京太郎「無事って、どういう事ですか?」
ハギヨシ「……? まさか、覚えていらっしゃらないのですか?」
ハギヨシさんは信じられないと言った表情だが、俺に心当たりはない
それは東横も同じだったようで、俺と一緒に首を傾げていた
ハギヨシ「そうですか、では中へどうぞ。事情をお話します」
京太郎「は、はい!」
俺と東横はハギヨシさんに促されるまま、その部屋の中に足を踏み入れる
そこはハギヨシさんの自室だったようで、ベッドや机などが置かれていた
ハギヨシ「今から私が話すのは突拍子もない話ですが、全て事実です」
京太郎「は、はぁ?」
仰々しい前置きに面食らうが、聞かない事には進展はない。
俺が頷くと、ハギヨシさんは沈んだ表情のまま全てを話し始めた。
ハギヨシ「……実は数ヵ月前。龍門渕グループはこの研究所にてタイムマシンを開発しました」
京太郎「タイムマシン?」
桃子「いきなり話が胡散臭くなったっす」
ハギヨシ「信じられないのも無理はありません。ですが、事実としてタイムマシンは完成したのです」
京太郎「そ、それでそのタイムマシンがどうしたんですか?」
ハギヨシ「そのタイムマシンは漫画のように何百年何千年と時代を行き来するものではなく、数年単位がやっとの代物でした」
京太郎「それだけでも凄いですね」
ハギヨシ「ええ。しかし、そのタイムマシンのお陰でとんでもない事態を招いてしまったのです」
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