24: ◆Fe3NifTDyM[saga]
2017/08/07(月) 21:47:55.19 ID:lJm4SMApo
【召喚室】
京太郎「……あの? この椅子はなんですか?」
ハギヨシ「それは座った人間の脳内のデータを読み取る機械です」
京太郎「えええ!?」
ハギヨシ「ご安心を。プライバシーを害するようなデータは読み取りません」
京太郎「そ、それないいですけど」
桃子「電気椅子みたいっすね」
京太郎「怖いこと言うなよ!」
俺は広い部屋の中央にポツンと置かれた椅子に腰掛ける
その椅子にはリストバンドや、頭に被る帽子のようなものも付いていた
勿論、俺はそれも装着させられた
ハギヨシ「これで須賀君の脳内にある、雀士のデータを読み取ります」
京太郎「雀士のデータ?」
ハギヨシ「ええ。その雀士のデータを利用し、この世界で現在消失している雀士を復元するわけです」
桃子「え? それってつまり!?」
ハギヨシ「はい。現在消えている人間を復活させる事が可能となります」
京太郎「すげぇ! じゃあそれを使えばみんなを……!」
ハギヨシ「いえ。この復活法には研究所の限りあるエネルギーを多大に消費します。乱用はできません」
京太郎「じゃあ、なるべく強い雀士を呼び出したほうがいいって事か」
ハギヨシ「左様です。そうして呼び出した雀士の力を借りて、世界のズレを修正するわけです」
桃子「須賀! まずは加治木先輩っす! その後に……!」ユサユサ
京太郎「お、落ち着けって! 選ぶのは俺じゃないっての!」
ハギヨシ「そうです。このシステムも完全ではないので、須賀君の頭の中の誰が召喚されるかはわからないのです」
京太郎「思いっきり召喚って言ってますけど、まぁいいか」
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