女「犠牲の都市で人が死ぬ」 男「……仕方のないこと、なんだと思う」
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18:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:42:56.62 ID:/6Xwlc9Z0
「……」

 彼らを捜索して三日目。僕はようやく手掛かりを得た。革命論を唱える演説家あたりに目星をつけ、そこに出席する共通人物を探っていった。

「小僧、ここから先はもどれないぞ」

 そんなわけで、僕はレジスタンスの拠点の前にいる。接触してきたのはあちらからだ。政府が見つけられない場所を、個人が見つけられるはずもない。

「わかってますよ」

 いかつい面の男が扉を開ける。埃っぽい雰囲気。
 そこにはいかにも大物らしいオーラを出す男と……。

「裕樹さん!やっぱり来たんだね!ボス、あの人が俺が言っていたひとだよ」

 卓也がいた。ほっと一息をつく。一つ年下の彼は、生きていたのだ。それどころかなじんでいるような感じもするが。


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