佐久間まゆ「甘えさせてくれる貴方と」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/18(金) 16:30:15.94 ID:7tf1xLWMO
「……まゆ…………」



 それをしてしまったら、きっとプロデューサーさんは応えてしまう。

 まゆの愛するプロデューサーさんは……まゆを愛してくれるプロデューサーさんは、きっと叶えられる限りを越えたそれ以上にまで応えてしまう。

 だから駄目。今はまだ、きっとまだ駄目だから。

 飲み込む。ぐっ、と。贈りたい言葉を飲み込んで、そうして代わりにキスの雨。

 だんだんともう、偶然を装うことさえやめて。元から隠すつもりもなかったそれを、何度も何度も、精一杯の想いを込めて。



「プロデューサーさん……」

「……まゆ…………」

「…………プロデューサーさん……」



 何度も何度も名前を呼んで、何度も何度もキスを注いで。何度も何度も、この胸の愛おしい想いを尽くす。

 大好き。恋しい人。愛しいプロデューサーさん。

 口には出せないそんなたくさんを溢れさせながら、そんなたくさんを向ける唯一最愛の相手と重なって、そして幸せに染められていく。

 好き。

 好き。

 好き。

 大好きです。

 愛しています。



「……プロデューサーさん……まゆは、貴方のまゆです……。……ずっと、ずうっと、いつまでも……まゆは……貴方だけの、まゆですよぉ……」


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