【モバマス】カワイイボクらは斃れない【アニデレ】
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11: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2017/08/25(金) 01:14:38.71 ID:l79BlxhkO
 「…………有能過ぎるのも困りものだな、スケジュールを大幅に変更する必要がありそうだ。」 
  
  常務はそう言ってレッスンルームを後にする。 
  
 「君たちには期待している。これからもよろしく頼む」 
  
 「こちらこそ、よろしくお願いします。」 
  
  幸子は深く頭を下げて常務を見送った。 
  
 「幸子ちゃん…………まるでプロデューサーさんみたいだった。」 
  
 「普段から営業まわりについて行って勉強してますからね!それよりも、常務に対してボク達の実力をアピールできたことの方が決め手だったとおもいますよ。」 
  
  手を腰に当て胸を張りながら答えた幸子の表情はひどく疲弊しているように見えた。 
  そんな会話をするふたりに輝子が抱きつく。 
  
 「ありがとう…………私だけじゃきっとなにもできなかった…………本当にありがとう。」 
  
 「なかないでくださいよ、もともとあなたが実力で手にした仕事じゃないですか。それにボク達としても常務に名前を覚えてもらえたのは大きいですからね。」 
  
 「これから…………3人で頑張ろ?」 
  
  こうして美城常務による輿水幸子、白坂小梅、星輝子の3人のプロジェクトが始まった…………はずだった。 
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