8: ◆0PxB4V7kSI[sage saga]
2017/09/08(金) 00:23:17.32 ID:xMQ2bOga0
 事務所に着いて、まゆが真っ先に向かったのは事務室にあるプロデューサーのデスクの下。 
  
 「おはようございます、乃々ちゃん、輝子ちゃん」 
  
 そこでまゆとシェアハウスしている共有者の二人は各々時計を見ながらぼーっとしていたりキノコを愛でたりしていたが、 
 まゆの声に反応して向き直り挨拶を返す。 
  
 リス系の小動物を思わせるネガティブ少女、森久保乃々と 
 キノコをこよなく愛する少女、星輝子。 
 まゆも所属するユニット、「アンダーザデスク」のメンバーである。 
  
 「お、おはようございます……」 
  
 「やあ……まゆさん。今日は、お仕事ない日だった……はず?」 
  
 「はい♪なので基本的にはここでゆっくりしていようかなって」 
  
 まゆは基本的に、オフの日でも事務所で過ごしていることが多い。 
 一人が寂しいわけではない。寧ろ、一人の時間がないと駄目なタイプである。 
 しかし勿論、一人が好きなわけでもないのだ。 
 よって、主にプロデューサー成分を接種しながら事務所を徘徊しているのである。 
  
 特に、プロデューサーの机の下は一番プロデューサーを感じられるスポットとしてまゆのお気に入りであり、専らそこを住処とする彼女たちと過ごしているのだった。 
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