120: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:54:50.60 ID:dLHNu4/I0
 曜 「駅前で待ち合わせてる人がいるんだ。だからそろそろ行かないと」 
  
 果南 「そっか、じゃあ急がないと」 
  
 梨子 「お邪魔しました、果南さん」 
121: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:55:26.80 ID:dLHNu4/I0
 曜 「…果南ちゃん、今回は食べてくれるかな」 
  
 千歌 「どうだろう。…多分無理じゃないかな」 
  
  
122: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:56:28.23 ID:dLHNu4/I0
 〜果南宅〜 
  
  
 梨子 「…果南さん」 
  
123: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:57:00.63 ID:dLHNu4/I0
 梨子 「千歌ちゃんがせっかく持ってきてくれたんですよ?」 
  
 果南 「そんなことは分かってる…! でも仕方ないじゃんか。もう私は…」 
  
 梨子 「信じられないですか? 幼馴染を」 
124: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:57:32.53 ID:dLHNu4/I0
 果南 「私が必死に消してたあの落書き…実は誰がやったのかだいたい検討はついてる」 
  
 梨子 「そうだったんですか?」 
  
 果南 「その人たちはお父さんとも仲良くしてて…時々一緒にご飯を食べに行ったりもした。だけど…」 
125: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:58:25.44 ID:dLHNu4/I0
 果南 「そもそも目に見えもしないものを信じていた私が馬鹿だったんだよ」 
  
 梨子 「果南さん…」 
  
 果南 「千歌だって、私がこんなことしてるって知ったら、きっとすぐに私のことなんて嫌いになる」 
126: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:59:17.74 ID:dLHNu4/I0
 千歌 「だめだよ梨子ちゃん、嘘なんかついちゃ。忘れ物なんてしてなかったくせに」 
  
 梨子 「……ごめん」 
  
  
127: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 20:59:47.52 ID:dLHNu4/I0
 梨子 「…本当に美味しいんですよ、このみかん」 
  
  
 自分の鞄からみかんを取り出し、果南さんに見せる。 
  
128: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 21:00:15.50 ID:dLHNu4/I0
 梨子 「…何となくですけど、分かる気がするんです。微かですけど残ってるんです。人を信じることが出来なかったから起きてしまった惨劇を」 
  
 曜 「梨子ちゃん…」 
  
 梨子 「…これも、誰から聞いたか忘れちゃったんですけど」 
129: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 21:00:55.54 ID:dLHNu4/I0
 果南 「まずは…自分が…?」 
  
 千歌 「果南ちゃん、私ね…!」 
  
  
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