晶葉「できたぞ助手! アイドルのおっぱいが食べ放題になるスイッチだ!」
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8:名無しNIPPER[saga]
2017/09/13(水) 01:16:56.12 ID:nc+WoeSk0
P「それが油断だというのだ! 晶葉のスイッチの効果対象は『アイドル』……しかし、スイッチ自体が効果対象を識別しているわけではない……対象が『アイドル』であるかどうかを判定する基準は、押した人間の価値観に準拠するのだ……つまり! 俺という人間にとって……千川ちひろ! 貴様は『アイドル』なのだッ!」

ちひろ「……………………は、はい?」

P「すっとぼけた顔をしやがってコイツめ! いくらコスプレが趣味だからってな、季節のイベントごとにおめかしするとかかわいすぎるわ! いったいどんだけ立ち絵あるんだよ! 絶対アイドルより多いだろ!? あとエイプリルフール! 歌って踊れるアシスタントとか聞いたことねーわ! 好きになるだろバカ! ソロライブ仕込むぞこの野郎! 来年もよろしくお願いシンデレラ!」

ちひろ「わ、わたしにお願いされても困りますっ……///」

P「おっと話がそれてしまった。ではそろそろ本題といこうか、ちひろ! このスイッチの効果により貴様はもう俺に逆らうことは出来ない! 覚悟しろ!」

ちひろ(ああ、プロデューサーさんがとうとうその獣性を露わに! きっと乱暴されちゃうのね……ばけねこ屋のエロ同人みたいに!)

P「スイッチを以て命ずる……ちひろよ、SSRを寄越せ!」

ちひろ「……え?」

P「え、じゃねーよSSRだよ! 出せよ! 早く! 二周年記念の毎日10連ガシャ! 知ってるんだからな! お前が俺の銀刺繍封筒と白封筒を入れ替えてたってことは! 隠し通せるとでも思ったのか!? 馬鹿め! 俺の頭のなかでとっくに調べはついてんだよ! だから今すぐしゅがはと森久保を寄越せ!」

ちひろ「いや、そのりくつはおかしい。」

P「おかしくないもん! 今年に入るまでは毎月一枚は必ず60石であんたんしてたのに! それが今年になった途端さっぱりじゃないか! 確率は倍になってるはずなのに出現率は落ちてる! こんなの絶対おかしいよ!」

ちひろ「いや、そのかくりつはおかしい。」

P「SSR置いてけ! なあ! 元締めだ!! 元締めだろう!? なあ、元締めだろう、おまえ!」

ちひろ「どこの薩摩人ですかアンタは! いいから落ち着いてください!」

P「わかりました」

ちひろ「……え?」

P「どうかしましたか、ちひろさん」

ちひろ「いやいや、どうかしたのはプロデューサーさんでは? さっきまでみっともなく喚き散らしていたのに、すっかり静かになって……賢者タイムですか?」

P「賢者タイム……言われてみれば……心に満ちるこの静謐……だが虚しさはない。しかし……いや待て。そもそもどうしてちひろさんは俺にSSRをくれないんだ?」

ちひろ「くれないというか、そもそも元締めじゃないですし。諦めてください」

P「そうですね。今回は縁がなかったと思って撤退します」アッサリ

ちひろ「………………あの、プロデューサーさん。本当にどうかしました? なにか……たとえば志希ちゃんに頭がおかしくなるやべーやつ飲まされてませんか?」

P「飲まされてませんが……あれ? どうして俺はあんなにも恋しかったしゅがはと森久保を諦めて……?」

ちひろ「プロデューサーさん、ちょっと失礼しますね。晶葉ちゃんに電話します」

P「はあ、どうぞ」

晶葉『――はい、池袋未来ガジェット研究所』

ちひろ「あ、もしもし晶葉ちゃん?」

晶葉『これは珍しい、ちひろさんか。何か用でも? 卑金属を金に変換するスイッチならもう少しで……』

ちひろ「その件じゃなくて。あの、プロデューサーさんの様子がおかしいんですけど……」

晶葉『おかしいのが平常運転では?』

ちひろ「それはそうなんですけど。アイドルがなんでもするスイッチ? を使ってから特に変なんです」

晶葉『あー……あー。うん、そうか。やっぱりそうなったか』

ちひろ「なにか心当たりが?」

晶葉『うむ。実はついさっきその可能性に気づいてな。いくつか実験して確証を得てから助手に警告しようとしていたのだが……遅かったようだ』

ちひろ「……つまり?」

晶葉『太陽フレアの影響で、おそらくスイッチの効果が反転している。この場合の反転というのは、効果そのものではなく効果対象のほうだな』

ちひろ「一言でいうと?」

晶葉『プロデューサーがどんなことでもやってくれるスイッチだ』

ちひろ「……事務所が更地になってはかなわないので、プロデューサーさんを早退させますね」

晶葉『そうだな。私からもみんなに注意喚起をしておこう』

ちひろ「ええ、お願いします」

晶葉『プロデューサーがどんなことでもやってくれるスイッチを押してしまった。しばらくアイドルの言いなりになってしまうので、くれぐれもこの事態を悪用しないように――送信、っと』

ちひろ「鬼ィ! 悪魔ァ! マッドサイエンティストォ!」


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