魔王「召喚したら」御曹司ヒモ根暗ナンパマジメ「「「「「来ちゃった」」」」」
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34: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:18:05.18 ID:6K3j0xl80
側近「最後にマジメさんです」

側近「彼は、何の変哲もない街で善良な市民の方に保護され人助けを主とした仕事をしながら平穏に暮らしています」

側近「以上」
以下略 AAS



35: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:18:37.87 ID:6K3j0xl80
魔王「そういえば、例の居酒屋に行くとかいう話は、いったいどうなったのだ?」

側近「……ああ、えーっと……」

魔王「まさか、忘れていたのではあるまいな」
以下略 AAS



36: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:19:46.40 ID:6K3j0xl80
〜〜〜

御曹司「この間の観劇は素晴らしかったですね。舞台俳優の心情が手に取るように伝わって――」

王女「まあ、うふふ」
以下略 AAS



37: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:20:48.20 ID:6K3j0xl80
〜さらに数ヶ月後〜

側近「魔王様」

魔王「なんだ側近。どうした?」
以下略 AAS



38: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:22:02.82 ID:6K3j0xl80
魔王「さて、では期待のあの男から聞こうか。御曹司のその後はどうだ?」

側近「はい、御曹司さんですが、順調に王女との交際を発展させています」

側近「御曹司、王女、その父である王の三人での会食もたびたび催されており、王族への取り立てを内々に認める会話もあります」
以下略 AAS



39: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:23:10.24 ID:6K3j0xl80
側近「では続いて、ヒモさんの報告です」

側近「彼は、いえ、彼も御曹司さんと同様、複数の女性に対する接近が目立っています」

側近「相変わらず飲み屋の店主のもとで同棲しておりますが、店主が不在の間、部屋に別の女性を連れ込み、情事に耽ることもしばしばです」
以下略 AAS



40: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:24:05.80 ID:6K3j0xl80
魔王「よし、次の者の報告を聞かせろ」

側近「続いては根暗さんです」

側近「彼は、とりたてて以前からの変化はありません。相変わらず、竜族の地で安住しています」
以下略 AAS



41: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:25:16.63 ID:6K3j0xl80
側近「さて、次はナンパさんですが」

魔王「奴か……。相変わらずの女狂いなのであろう?」

側近「それは、その通りなのですが、いささか趣が変わってきました」
以下略 AAS



42: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:26:11.66 ID:6K3j0xl80
側近「さて、最後にマジメさんです」

魔王「お前が何の特徴もないと言った奴か」

側近「そうです。が、」
以下略 AAS



43: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:27:13.17 ID:6K3j0xl80
側近「そういえば、次はどこの居酒屋に行くか、ご希望は決まりましたか? そろそろ、予定を調整したいのですが」

魔王「そうだな、ここしばらくは肉や魚といった定番の居酒屋が多かった。次は、野菜を中心とした変わり種がいいな」

側近「では、こちらで候補をいくつか選定し、後ほど魔王様へお伝えいたします」
以下略 AAS



44: ◆FJWxn4j5O6[saga]
2017/09/17(日) 09:28:10.37 ID:6K3j0xl80
〜〜〜

御曹司「今日は、一杯のブランデーを朝まで飲み明かすには良い月夜です。いかがですか? 是非、ぼくと一緒に」

高貴な娘「そんな、私なんかと……。でも、それじゃあ、すこしだけ……」
以下略 AAS



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