8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/21(木) 21:27:44.12 ID:5qJPlXga0
「今も」
「今も私……興奮してまス。いつもよりもずっと……こんな、いつもはしないことをしちゃうくらい」
「プロデューサーのことが大好きだ、って。プロデューサーと繋がりたい、って。そんな想いを抑えられなくなるくらい」
「興奮、しちゃってるんでス」
戸惑いの中にいながら、けれど「比奈」と私の名前を口に出すプロデューサー。
下へ敷いた身体が動くのをもう一度押さえ込む。固まっていた身体が動き出そうとするのを押さえ込んで、そうして重なったまま囁き続ける。
「もし嫌だったら押し退けてください。そうしたら……受け入れてもらえるまで、精一杯誘惑しまス」
「もし嫌じゃないと思ってくれてるのなら抱き締めてください。私の全部を懸けて尽くしまス」
「もう止まれません。……止まるつもりもありません」
「プロデューサー……大好き。愛してまス」
ちゅっ、ちゅ。囁きながらキス。
何度も何度も耳へキス。誘惑のキスを繰り返す。
いつか漫画で書いたような。いつか「自分もこんなふうに」と憧れていたような。いつも眠りに落ちる前プロデューサーを相手に夢見ていたような。それを叶える。
溢れて止まらない想いのまま、プロデューサーを求めて愛する。
「全部、全部、私をあげまス。だからプロデューサー……私のこと、貰ってくれませんか……?」
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