34: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/24(日) 13:55:12.96 ID:B12wsVOd0
くいくいと私の制服の袖を引いている。
その様子は、言外に「ひとりで笑ってないで、何が面白いのか教えて」と催促しているようで可愛らしい。
シロが甘やかすのもわかる。
しかし私はもっとわかりやすく、ストレートに甘やかす。
塞「エイスリン、ちょっと立って」
エイスリン「?」
素直に言うことを聞くエイスリン。
エイスリンの手を引いて壁際に移動したところで、タイミングよく部室の扉が開いた。
エイスリン「シロ、オカエリ」
白望「ただいま……」
入室してきたのはシロだった。
気まずそうにエイスリンから目を逸らし、いつもより気持ち速足でソファに向かう。
ぼふりとシロが腰を下ろすのを待って、声をかける。
塞「シロ、ちょっと見てて」
白望「……?」
エイスリン「??」
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