8: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 19:59:33.52 ID:u1+Fwgaf0
胡桃「二人とも」
豊エイ「……!」
ほら来た。
……しかし。
胡桃「静かにしなきゃ駄目だよ」
白望「……ぇ」
小さく声が漏れた。
胡桃の声には、私に対するときのような険がまったくなかった。
胡桃も小さい子なのに、小さい子に注意するようなその口調には、なんだか常にはない優しさがある。
炬燵に入っているわけでもないのに、これは一体どういうことか。
なんなの? 胡桃、お姉さんになっちゃった……?
豊音「ご、ごめん……」
エイスリン「ゴメンナサイ……」
胡桃「ほら、勉強勉強」
豊エイ「はーい……」
少ししゅんとしつつ、勉強に戻る二人……それはいい。
いいのだが、なんだか今のは、私としては面白くない。
二人と私への対応の差が腑に落ちなくて、つい胡桃を凝視してしまう。
胡桃「なに……?」
白望「……いや、なんでも」
72Res/62.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20