白望「古参、新顔、ニューフェイス」
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7: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 19:58:05.72 ID:u1+Fwgaf0

 ただでさえ集中できないのに、正面にこの二人が座っているとさらに力が抜けていくようだった。

 目を惹く二人が目に見えて楽しそうにしているものだから、ついついこちらも釣られてしまう。

 それでいて二人のほうは勉強も順調に進めているようで、それが私としては堪らない。

 私ひとり気を緩め、手も止めてしまっている状態なのだ。

エイスリン「フンフフ――ア」

豊音「? ……あ、や、やめてー。恥ずかしいよー」

 勉強に戻るふりをして、豊音の失敗を真似するエイスリン。

 どうやら豊音をからかっているらしい。

エイスリン「イッショ、イッショ」

豊音「一緒だけどー」

エイスリン「フフ……」

豊音「もう」

白望「……」

 顔を赤らめる豊音、くすくす笑うエイスリン。

 少しテンションが上がってしまって、きゃいきゃいやりだす二人。

 小声ではあるが、十分に周りに聞こえる声量だろう。

 これは、さすがに胡桃のお叱りが入るはず……。



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