37: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 01:04:32.88 ID:h7xFOhfZ0
ライブの後の楽しみについて話していると、スタッフさんがやってきました。
そろそろステージの幕が上がる時間です。
みんなで舞台袖へと向かう中、私はもう一度胸に手をあてました。
(お帰りなさい、もう一度会えてとても嬉しいな)
私の大事な宝物に静かに語りかけます。
(私の夢をひらく鍵はね、この想いだったんだ)
夢をひらく鍵、それは私の想いそのもの。
たとえ目に見えなくても輝きたい、みんなに笑顔を届けたい、そういった想いがあれば夢への扉を開くことができる。
私はそう信じています。
「悠貴ちゃーん、行くよー!」
「はーいっ! 今行きますよっ!」
みんなのところへ駆け出していく前にもう一度。
(私の大事な宝物、これからもよろしくねっ! じゃあ……行くよっ!)
ポケットの中で見えないけど、胸の中の宝物はキラキラ輝いている。私にはそう思えました。
終
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