36: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 01:02:43.74 ID:h7xFOhfZ0
「わわっ! 悠貴ちゃん大丈夫?」
みりあちゃんが私の手をぎゅっと握ります。
ダメだなぁ、私の方がお姉さんなのに、涙が……止まらなくなっちゃうよ。
「シャキッとせい悠貴!」
今にも大泣きしそうな私を見て巴さんが私の胸を軽く叩きます。
「ライブが始まるっちゅうのに今から泣いてどうするんじゃ」
「そうだよ、キミは笑っていた方がいい」
飛鳥さんも私の肩に手を置いて言います。
そうですよね、だってこれから始まるのはみんなが笑顔になるステージなんですからっ!
泣くのはステージが終わるその時までっ!
溢れ出てしまいそうな涙をぐっとこらえ、笑顔でみんなに答えます。
「もう……大丈夫ですっ! 今日はいっぱい楽しみましょう!」
「うんっ! よーしっ、みりあもいーっぱい楽しむよ!」
「あ、そうだ!」
夢の中で出会った2人の事が頭に浮かんだ私はある提案をします。
「飛鳥さん、巴さん、このライブが終わったら遊園地に行きませんか?」
「ええのう! みんなで行こうや! 飛鳥も賛成じゃろ?」
「まぁ、たまにはそういう喧騒に包まれた場所に行くのも悪くないだろうね」
「みりあも行きたいなぁ」
「もちろんっ! みりあちゃんだけじゃなくてプロデューサーさんもちひろさんもみんなでっ!」
「決まりだねっ!」
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