薫「教会生まれのお姉ちゃんにお礼したい!」
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11: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/10/07(土) 22:55:14.16 ID:8C1mveqc0
薫「でもびっくり……かおる、ここに来てからもぜんぜん月を見てないのに……」

薫「なんで妖怪ってわかったのー?」

クラリス「……私も普通ではありませんから」

薫「そうなの?」

薫「……もしかして、クラリスさんもかおるたちの仲間……?」

クラリス「……!」キッ

薫「」ビクッ

薫「あ……ご、ごめんなさい……」

クラリス「……いえ」

クラリス「こちらこそ、すいませんでした」

薫「う、うん……」

クラリス「……」

クラリス「……話を戻すのですが、どうして月を見ないようにと教わったのですか?」

薫「あ……え、えっとね!」

薫「周りの人に驚かれないようにするためだって!」

クラリス「……狼になったとき、どのような姿になるのかは知りませんが」

クラリス「確かに、普通の人なら驚いてしまうでしょうね」

薫「うん……」

薫「かおるたちも人間たちの中に溶け込まないといけないから……って」

クラリス「……人を襲うためにですか?」

薫「むっ、違うよー!」

薫「かおる、襲ったこと無いもん!」

薫「食べちゃダメって言われてるんだから!」

クラリス「……そう」

クラリス「そんな妖怪もいるのですね……」

薫「かおるも良く知らないけどね、そんな決まりだって、ずーっと小さいころからいっぱい言われてたの」

クラリス「……」

薫「……そんなかおるたちを馬鹿にする人たちもいるみたいなんだけどねー」

クラリス「……では、薫さんを襲ったのも?」

薫「どうだろう……んー……」

クラリス「……いえ、覚えてないのならそれで結構です」

クラリス「無理して思い出そうとしなくても大丈夫です」

薫「ん、わかったー」

クラリス(……)

クラリス(……妖怪も多種多様、なんですね)

クラリス(彼女の言うことが本当ならば、ですけど)


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