二宮飛鳥「苦味と大人」
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6:名無しNIPPER
2017/10/28(土) 00:59:10.01 ID:8r6L+HIw0
肉と肉がはじける音がする、自身の淫猥なあえぎ声も、プロデューサーの荒い息使いも、部屋の湿った空気に混ざって溶ける。

なんにも、言葉は要らない、飾り立てるような「好き」の言葉を聴いてしまったら、最悪理性を取り戻してしまう。

それくらいなら、音はいらない、言葉は要らない。

ただ、つながっている一つの証明として、人同士が擦れて、肉体がぶつかる音だけを、聞いていたかった。


動くスピードが早くなる、シーツを握る手に力が入り、本能的に終わりを察する。

頭に張った白いもやが、すべてを覆うその瞬間、耳元にひとつ音が聞こえた。

「ごめんな」

その一言と同時に、僕の中に精液が発射される。

白いもやは、晴れていた。


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