ガヴリール「風が冷たい」
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16:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:31:35.66 ID:qT/AyJQb0

 私は小さめパンケーキ、紅茶は京都祇園のやつ。
 ヴィーネは大きめパンケーキ、紅茶は“薔薇と桃”を注文した。


以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:32:50.47 ID:qT/AyJQb0

キャラメルの匂いを上書きするように甘い桃の香りがする。香りがする方向へ目を向けると、店主が紅茶を運んできた。
紅茶はポットサービスで、冷めないようにウォーマーが被せられてる。

ヴィーネ「わーすっごく良い匂い。こっちが“薔薇と桃”ね」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:33:42.82 ID:qT/AyJQb0

京都祇園の香り、なんて言われても想像がつかないから興味本位で私はこの紅茶を注文した。抹茶の香りでもするのか?でも抹茶は別でメニューあったよな。

口につけて、香りと共にいただく。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:37:36.66 ID:qT/AyJQb0

ガヴリール「ご、ごめんって。感想を聞く側に回るとつい…」

ヴィーネ「ふん!」

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:40:06.38 ID:qT/AyJQb0

ヴィーネが頰を膨らませてそっぽを向く姿を何度見ただろう。愛おしくて、鼓動が高鳴る。
 
私はこの顔が見たくて彼女をからかっている節がある。これは悪い癖だ。



21:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:40:51.15 ID:qT/AyJQb0

ガヴリール「え、えと、ヴィーネの紅茶も飲みたいな〜…なんて」

ヴィーネ「どうぞお飲みになってください」

以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:41:58.54 ID:qT/AyJQb0

ほどなくして甘いキャラメルの匂いと共にパンケーキもやってきた。どんどん香りが上書きされていくのに、頭が痛くなるような不快感が襲ってこないことに驚く。

ガヴリール「おぉ…これが究極のパンケーキか」

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:42:36.81 ID:qT/AyJQb0

パンケーキの生地はしっとりふんわりとしていて、やさしい味わいがする。その生地にシロップがうまく染み込んでいて絶妙だ。
結構な量のキャラメルシロップをかけたのに、甘すぎない。こんなに甘い香りがするのに、ほろ苦い。




24:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:43:29.56 ID:qT/AyJQb0

ヴィーネ「ごちそうさまでした!美味しかったー!」

ガヴリール「ごちそうさまでした。…お腹いっぱいになったんだけど」

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:44:45.32 ID:qT/AyJQb0

会計を済ませて店を出た。外はもう夕闇に包まれていて、空気も随分冷たくなった。

ガヴリール「良いお店だった。また来たい」

以下略 AAS



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