【ミリマス】紗代子「ワガママな私はアナタだけに」
↓ 1- 覧 板 20
2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/19(日) 19:43:02.72 ID:8QMfH7fA0
紗代子はその手をヒラヒラと軽く動かして、支払いを済ました男に言う。
「ラーメンとかと同じですよ」
「ああ、アレも曇るもんな」
「まあ麺類に限った話じゃないですけど……」
「あったかい物は大体そうか」
「大体ですね」
「じゃ、この時期はしょっちゅう大変だなぁ……寒いからさ」
木枯らし吹きつける児童公園。厚着をした小学生たちが元気に鬼ごっこをしている姿を眺めながら二人はベンチに腰かけた。
「俺さ、運動する時やライブの時しか外さないもんだと思ってた」
「……あー」
プロデューサーにそう言われ、紗代子は心当たりを思い出すように視線を冬の空へ向ける。
「ですね。落っことしちゃうかもしれませんし、そのまま壊しちゃったりとか」
「最低限の危機管理か」
「これが無くちゃ、普段の生活もままならなくなっちゃいますからね……だから大事にしてますよ?」
12Res/9.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20