12: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/12/03(日) 00:02:59.26 ID:/ABjKdLd0
ほたる「…だから、失踪して?固まってきたものをかきまわす…?」
志希「うん、それが、理由のひとつ、かな―――そしてね、ほたるちゃん。この話には、悲しい結末があるんだ…」
ほたる「えっ…!?」
志希「実は今までした話は全くのウソなのでした」
ほたる「えええええ!?」
志希「にゃははは、ごめんごめん。でも面白かったでしょ?」
ほたる「もう、もう!」
志希「面白さに免じてウソついたことは許してね」
ほたる(一之瀬さんは、そう言って笑います)
ほたる(…一之瀬さんはウソだって言ったけど、そうなのでしょうか)
ほたる(何も無い方眼紙の上に、たった一本引かれた線。その上に立つのは、どんな気分なのでしょう)
ほたる(それに、もしかしたら)
ほたる(ひょっとして、いつも最後に現れてくる『最適の答え』は、一之瀬さんが望む答えではないのかもしれない)
ほたる(私はそんなことを考えて、じっと一之瀬さんを見詰めて…)
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