シンジ「具現化能力?」
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13: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/12/16(土) 17:36:22.64 ID:KI9Jud3m0
【翌日 リビング】

ミサト「うぅ〜、あったま痛ぁ」

アスカ「ひとりで二日酔いになるぐらい飲むって寂しくないの……」

ミサト「シンちゃん、お水、お水をちょうだい」

シンジ「テーブルの上に置いてますよ」

ミサト「ありがと。あー、昨日はさすがに飲みすぎたかなぁ。ノドが焼けてるような気が」

アスカ「シンジ、あたしトーストね」

シンジ「わかっ……あれ? 棚の中に入れてたはずなのに」

ペンペン「……」ペタペタ

シンジ「ペンペン? あの、食パン知らない?」

ペンペン「クエッ」プルプル

シンジ「そう。首をふるってことは知らないのか」

ペンペン「クエ」ピッ ガシャン

シンジ「あっ! 今部屋の中にパンが見えた!」

ペンペン「クエッ⁉︎ クエーッ!」ピッピッ

シンジ「それ僕たちの朝ごはんだよ!」

ペンペン「クアーッ!」ガシャン

シンジ「あ……扉閉めちゃった」

ミサト「変ね……。ペンペンはパンなんて食べないはずだけど。宝物感覚なのかしら」

シンジ「あの。今見た通り、パンはないから今日はコンビニで」

アスカ「朝からコンビニぃっ⁉︎ ご飯もないのぉ⁉︎」

ミサト「大きな声ださないで。頭に響くから」

アスカ「ダッシュで買ってきなさいよ!」

シンジ「そ、そんな。僕も用意があるし」

ミサト「アスカ。朝食ぐらいで騒ぎすぎよ」

アスカ「人間にとって朝食が一番重要なのよ。ミサトだって風呂は命の洗濯とか言ってるじゃない」

ミサト「事情を考慮しなさいと言ってるの」

アスカ「……ねぇ、シンジぃ?」

シンジ「なに?」

アスカ「あたしの為に買ってきてくれるわよねぇ〜?」

シンジ「……夜は好物作るから」

アスカ「ふーん。あっそ。じゃあ言いふらしちゃおっと」

ミサト「……?」

シンジ「なんで、アスカはいつもそうなんだよ。自分だって完璧なわけじゃないのに……!」

アスカ「不公平だと言いたいわけ?」

シンジ「……」

アスカ「あたしが自分を棚に上げてシンジにばかりきついって?」

シンジ「そ、そうだよっ。わかってるなら、それなりに」

アスカ「理解できるところだったら理解するし、共感できるところはする。でもそれもケースバイケースよ。あんたの行動に対しては理解できない」

シンジ「う……」

アスカ「要するに、人って許容できないモノに対しては冷たいの。そんなこともわからないからあんたはガキなのよ」


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