27: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/12/20(水) 18:48:07.76 ID:dyEQffwL0
【夕方 ミサト宅】
ミサト「おっかえり〜」
シンジ「ミサトさん? 今日は早いんですね」
ミサト「野暮用があって一時的に帰宅したのよん。アスカは……って、どしたの? 目のまわりにアザなんか作って」
シンジ「あ、これは」
ミサト「そっかぁ〜。シンジくんも男の子ちゃんとしてるかぁ〜。喧嘩のひとつやふたつあるわよね、うんうん」
シンジ「あの、そうじゃなくて」
ミサト「相手の子に怪我は……シンジくんならその心配はないか。むしろ逆にいじめられてる?」
シンジ「そんなんじゃありません!」
ミサト「そ。それならいい。いい、シンジくん。暴力って言葉にしろ実力行使にしろどうしてもって時に使うものだけど、必要なものでもあるの」
シンジ「はぁ」
ミサト「あなたが決めたことなら、正しいと思えるのなら胸をはりなさい」
シンジ「……わかり、ました」
ミサト「よし。それでアスカは?」
シンジ「さぁ? 教室を出てからは見てません。どこかで寄り道してるんじゃ」
ミサト「お友達と遊んでるのかしら。あ、そうそう。ご実家……叔父さんのところから荷物届いてたわよ」
シンジ「先生の?」
ミサト「チェロって書いてあったけど。それとおっきなキャリーケースがもうひとつ。重くて大変だったんだから〜」
シンジ「あぁ。それなら、思い当たります。すみません、ご迷惑をおかけして」
ミサト「いいっていいって。玄関先までって言うのをあたしじゃ無理だってゴネて配達員さんに部屋まで運んでもらったし」
シンジ「あ、あはは」
ミサト「だっはっはっ! 女の武器は使わなきゃ損よねぇ〜!」
シンジ「夕飯は食べますか?」
ミサト「んーん、いらない。ちょうどでようと思ってたから、アスカと先に食べてなさい」
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