名前はきっとスマイリー
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21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/14(木) 22:52:15.23 ID:bHIAf+4c0

 それから後、彼女たちがここに戻ってくることはなかった。
 まるで不思議な魔法がかけられたかのように、アトリエにはなんだか常と相容れぬ落ち着かない空気と、僕の身体が取り残された。

 もしかするとあの奇妙な表情は、僕との別れのしるしだったのかもしれない。
 そう、あれは何かと別れる者の顔だった。
 強くて凛々しい彼女たちは、きっとそれまであんな表情をしたことがなかったのだろう。


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