名前はきっとスマイリー
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27:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/14(木) 23:29:26.27 ID:bHIAf+4c0

 ぽつんと残された炊飯器。
 手近にあったものを突っ込んでスイッチを押した後、炊飯器はそのまま放っておくことにした。
 僕の役目はそれで終わりのような気がした。
 魔法でぴかぴかに清潔になった炊飯器の釜のなかで何が起ころうが、もはや僕の手に負えるところにはないのだ。
 文房具が楽しげに踊りだそうと、電子機器とコードがデュエットを組もうと、それは炊飯器の機能であって、さらには魔法の力なのだから。

 僕はただ炊飯ボタンを押すだけで精一杯なのだ。


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