41:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:57:03.19 ID:nZJI/gt30
  
  
 ことり「どこか苦しい? 胸とか結構きつめに締めたから」 
  
 鞠莉「大丈夫」 
  
 ことり「裾の長さは大丈夫? 1回確かめてみても」 
  
 鞠莉「大丈夫、これが最高の私、でしょ?」 
  
  
 実際、採寸はばっちりだった。 
  
 初めて会ったときに着た衣装と比べて、何もかもが私にぴったりだった。 
  
 それだけのものがこの衣装には詰まっている。 
  
 ことりさんの本気が。 
  
  
 鞠莉「ほんとに素敵な衣装。きっとこの会場で一番ね」 
  
 ことり「そ、それは言いすぎだと思うけど……」 
  
  
 ふわふわ、という言葉の通り、ことりさんは手触りの柔らかい布で衣装を仕立てていた。 
  
 不規則に波打つフレアスカートに足を通すと、ついついポーズをとりたくなる。 
  
 今、私はことりさんの衣装を着た、最高の私なんだ。笑顔だって、きっと輝いてる。 
  
  
 ことり「顔がこわばってるよ。ほら、ほっぺむにむに〜!」 
  
 鞠莉「……いひゃいわ」 
  
  
 ああ、もう、どうして。 
  
  
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