喜多見柚「アタシにとっての奇蹟」
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34: ◆tues0FtkhQ[saga]
2017/12/25(月) 18:35:45.27 ID:WtWlSgcZ0





 なんのことか分からないまま、プロデューサーに連れられて、街をとことこと歩いて往く。表通りを少し入ったところに、また人だかりがあって、そこにはおっきなカメラやマイクがあった。


「あっ、プロデューサーさん。おはようございます、今日はよろしくお願いしますね」

「こちらこそよろしくお願いいたします。こちら、うちの喜多見です」

「よ、よろしくお願いしますっ」


 流れるように挨拶されて、流されるままに返事をした。やっぱりなんのことかまだ良く分かってない。これはこのドッキリをしかけてる犯人を問い詰めなくちゃ。


「Pサン! ち、ちょっと、どういうことかなー?」

「黙っててすまん。ドラマの撮影がこれからあるんだ」


 黙ってて悪かったなんてちっとも思ってないような顔で、Pサンは笑ってプレゼントの種明かしをしてくれる。なんでもドラマのワンシーンに、通行人の役としてひとり探せないかって言われてたんだって。


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