凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」
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18:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:06:55.13 ID:9t9di5dZ0
ことり「必ず助けを呼んでくるからね!!」
花陽「やだよ!!にこちゃん!!にこちゃん!!」

ことりは花陽ちゃんを背中に担ぎ上げてキッチンを飛び出しました

ことり(早く助けを呼んでこなくちゃ!!)

にこ「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
キッチンの中からはにこちゃんが消火器一本で熊と戦っている叫び声が聞こえてきます
ガシャンドタン!! ブシャーーーーー!! バリバリ!! ビリビリという激しい戦いと破壊の音が廊下に響き渡ります

花陽「ことりちゃんどうして!?にこちゃんがこのままじゃ熊に殺されちゃうよ!!」

ことり「暴れないで花陽ちゃん!!」
花陽「でもにこちゃんが!!」

ことり「ことりたちがここにいても何もできないよ!!あの熊に殺されちゃうだけなんだよ!!」
花陽「にこちゃん!!にこちゃん!!」

今は一秒でも時間が惜しいというのに駄々をこねて暴れる花陽ちゃんに内心腹が立ちました
ことりは花陽ちゃんの頬を思い切りひっぱたきます

花陽「ことりちゃん?」
ことり「私たちまで殺されたらにこちゃんがの決意が無駄になるんだよ!!どうしてそれがわからないの!?さあ立って!!早く逃げるよ!!」

その時でした、キッチンの中からにこちゃんが体をくの字に曲げて飛び出してきました
にこちゃんはそのまま廊下の壁に激突し、床にバタンという大きな音を立てて倒れ伏します

ことり・花陽「にこちゃん!?」

にこちゃんの体からは赤い液体が流れだしてきました
にこちゃんの体はピクリとも動きません
空になった消火器がカランカランという空虚な音を立ててことりたちの足もとまで転がってきました




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