15: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 16:48:10.67 ID:VWwRAsjo0
  
  
  
  そして。 
  空は、闇に包まれた。 
16: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 16:49:27.14 ID:VWwRAsjo0
  
 筋肉P「………………周子、今何時?」 
  
 周子「そうね大体ね、えっと一時ちょっと過ぎ」 
  
17: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 16:52:42.96 ID:VWwRAsjo0
  
  
  ひょっとしなくてもこれって世界の危機なんじゃないでしょうか。 
  
  まっくらで星一つ見えない空を、ニンジン型の宇宙船がぼへぼへ飛んでいます。 
18: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 17:09:35.77 ID:VWwRAsjo0
  
  心細くなって、議論するプロデューサーさんの膝にのそっと前脚を乗せます。 
  頭を撫でてくれました。手はいつもの五倍くらいごつごつしてるけど、優しさは据え置きです。うれしい。 
  
  
19: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 17:36:03.46 ID:VWwRAsjo0
  
  ばさっ、と広がる「それ」に、私は度肝を抜かれました。 
  
  黒くて、おっきくて、コウモリみたいな―― 
  
20: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 17:36:53.17 ID:VWwRAsjo0
  
 「そのー……隠すつもりはなかったんだけどさ」 
  
  美嘉ちゃんは少しばつが悪そうに頬を掻きました。 
  
21:名無しNIPPER[sage]
2018/01/21(日) 17:37:39.02 ID:Dy898JFY0
 美嘉も人外枠だったか 
22: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 17:37:47.43 ID:VWwRAsjo0
  
  こほん。 
  えっと、気を取り直しまして。 
  
  美嘉ちゃんも加わって、私達は状況の確認と今後について議論を交わしました。 
23: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 17:38:57.75 ID:VWwRAsjo0
  
 「でさ、やっぱり茄子さん一回起こしてみた方がええんとちゃう?」 
 「う〜〜〜〜ん……正直気の毒な感じはするんだが……」 
 「そうも言ってらんないでしょ。せめて目を覚ましてもらうくらいのことはしなきゃ」 
  
24: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 17:39:38.21 ID:VWwRAsjo0
  
 「勢ッッ!!」 
  
 「闘ッッ!!!」 
  
25: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 17:40:34.71 ID:VWwRAsjo0
  
  なんと、鍵をかけてるわけでもないのにドアがびくともしません。 
  プロデューサーさんで無理なら、きっと誰がやっても無理です。 
  
 「アタシ聞いたことある。踊ればいいんじゃない?」 
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