【モバマス】琥珀色のモラトリアム
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40:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/03(土) 00:45:55.95 ID:vBuyWfgt0
「……でも、全くの無関係という訳ではないかな。ボクたちは否応無しに大人になることを強いられているのだと、実感してしまっている。『二十歳過ぎればただの人』と言うけれど、これほどまでに実体を持つ感覚だとは思っていなかったよ」

「と、いうと?」

「今までは、疑うことなく進むことが出来た。ボクは特別な存在足り得るのだと。ヒトという枠すら超えた《偶像》にさえ、キミと共にボクはボク自身を昇華することが出来た……だが、時の流れというものは非情で、非常だ。ボクにはもう、『14歳』という特権は無い。生憎とボクは異星人ではないから、永遠に14歳で在り続けることなんてできない」

「時間の流れは止められない。それに若い頃っていうのは、不思議と恐れを知らずに無謀が出来る。『若気の至り』って奴だな」


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