3:名無しNIPPER
2018/02/16(金) 19:39:32.23 ID:if/41hFK0
本日鎮守府。
「むむ……」
「姉さん、まだ?」
「待ちなさい響! んー……。これ! えー!?」
「それじゃあ……。こっちかな? はい、上がり」
執務室では、第六駆逐艦隊によるババ抜きが行われていた。
「もー! 響強過ぎ! 一回も負けて無いじゃん!」
「姉さんはもう少し表情を変えない努力をするべきだね」
「響お姉ちゃん、強いのです……」
「一回も勝てないなんてねえ……」
先程から響は一度も最下位を取らずにいた。
「司令官、こっちに来て手伝ってよ!」
「司令官さんも一緒にやるのです!」
「仕事はそろそろ一区切りじゃない?」
暁、電、雷が、書類仕事をする提督に向かって言う。
「ババ抜きとはいえ、大人が入るのはどうかと思うが」
「司令官、逃げるのかい?」
「…………」
挑発するような口調で言う響。
さすがの提督も、ババ抜きで、しかも子供に挑発されて参加するのはどうかと思ったが。
「いいだろう。その挑発、乗ってやろう」
書類仕事が面倒になって来た頃合いだったので乗る事にした。
9Res/6.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20