16: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:47:30.91 ID:tu/zo74d0
 〜〜〜〜〜〜〜〜 
 ゆいは自分のしたことを後悔している。2人の恋人とうまくやっていくことも含めて、 
 2人の恋人がある自分に対する自罰感情が日に日に増大してきて、どうにかなりそうだった。 
 加蓮ちゃんと凛ちゃんが歩いてるのを見たときなんか気が気じゃなかったし、 
 もしバレたら2人に幻滅される、嫌われる、って思ったらもっと気が気でなくなった。 
17: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:48:08.70 ID:tu/zo74d0
 杏「あ、唯ちゃんだ。おっつー」 
  
 唯「杏ちゃん、おつかれ」 
  
 杏「お疲れなのは唯ちゃんでしょ。どうしたの。顔死んでるよ。トレーニング入れすぎなんじゃないの」 
18: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:48:51.55 ID:tu/zo74d0
 ソファにもたれかかると、杏ちゃんの匂いがした。 
 飴の匂いと、ほんのり香るシャンプーの香り。 
  
 杏「おぉー、あまり見ない唯ちゃんのぐでり顔。こりゃお宝だぞー。写真にしたら一枚いくらで売れるかなー」 
  
19: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:49:20.38 ID:tu/zo74d0
 〜〜〜〜〜〜 
 唯「れろ……あむ……むじゅ……ちゅぷ……」 
  
 杏「あう……んむ……ちゅぷ……じゅっぷ……」 
  
20: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:50:00.77 ID:tu/zo74d0
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
 ゆいはいっそ吹っ切れていたと思う。 
 だから気が大きくなっていた。 
 暇さえあれば凛ちゃんとデートして、加蓮ちゃんとファストフードでちゅっちゅして、杏ちゃんと飴でレロレロして。 
 背負い込んでるのが馬鹿らしいと思うくらいに、なんだかタガが外れちゃっていた気がする。 
21: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:50:42.80 ID:tu/zo74d0
 ありす「唯さん。お話があります」 
  
 その翌日くらいに、完全に怒ってるありすちゃんに呼び出しを食らった。 
 それを受け流すようにしてゆいは答える。ほんと、ふざけてるよ。ゆい。 
  
22: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:51:12.08 ID:tu/zo74d0
 ありす「どういうつもりなんですか」 
  
 唯「どういうつもりだろー?」 
  
 ありす「はぐらかさないでください」 
23: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:51:39.31 ID:tu/zo74d0
 唯「最近恋人とうまくいかなくて……で、それでちょっと八つ当たりみたいになっちゃって」 
  
 ありす「なんで私なんですか」 
  
 唯「……好きな子には意地悪したくなるってゆーか?」 
24: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:52:14.30 ID:tu/zo74d0
 ありす「……私も似たようなものですから、気持ちはわかるつもりです」 
  
 ありす「でも、唯さんの今の状態は、とても良くありません」 
  
 ありす「一度、全部明らかにするべきなのではないですか?」 
25: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:52:52.36 ID:tu/zo74d0
 ありす「常に一緒にいますからね。わかりますよ」 
  
 唯「バレてたの……」 
  
 ありす「まず1人は凛さん。最初に付き合った人ですね?」 
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