晶葉「できたぞ助手! アイドルの貞操観念が逆転するスイッチだ!」
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18:名無しNIPPER
2018/05/12(土) 10:02:32.37 ID:BF8WTLxg0

 ――状況説明。


晶葉「……というわけで、助手が貞操観念を逆転させることを決心させるために、貞操観念が逆転した世界からプロデューサーを呼び出して、その一部始終を観察していたというわけだ」

凛「……なるほど。ところで約束のおセッセは? もちろん帰る前にパコってくれるんだよね?」

2P「渋谷、人間の言葉を喋るならプレイはおしまいにするぞ」

凛「くぅ〜んくぅ〜ん」

P「完全に飼い犬になりきってますわ」

晶葉「以前はアイドルの性欲に振り回されてばかりだった助手が、今ではこんなにも頼もしい男に……こみ上げる感涙を拭わざるを得ない」

2P「ほら、ハンカチ。ありがとうな、晶葉。ようやく俺は自分という人間が、胸を張って生きてもいいと思えるようになった。それと平行世界の俺も、ありがとう。万夫不当のドスケベでありながらも、お前は決してアイドルをこまそうとしなかった……そんなお前がいたから、俺は自分を変える決心ができた。本当にありがとう」

P「うん……足元で恍惚となってるワンちゃんさえいなければ、握手にも快く応じられたんだがな……まあいいや。とりあえずこれで俺はお役目御免だろ? さっさとスーツをもらって元の世界に帰りたいんだが」

晶葉「ああ、そのことだがな。平行世界を飛び越えるのに必要な電力を用意するのに、あと三日ほどかかるんだ。こちらでホテルは用意するからゆっくりしていくといい」

P「いやいやそれは困るぞ。三日も欠勤したら業務に差し支えが――」

晶葉「それも大丈夫だ。世界の壁を飛び越えるついでに、時間も跳んでもらう。君がこの世界に飛ばされた数時間後の時間座標だ。つまりこれからの三日間は、何をしても仕事に支障はないというわけだ」

P「えっ、今日から三日も休んでいいのか!?」

晶葉「ああ……しっかり休め」

2P「何をしてもいいぞ」

P「………………」ポロポロ

晶葉「遠慮するな……今までのぶん休め……」

P「ふひっ、はひっ、ほほっ」号泣


 ――数時間後


P「まさかホテルのスイートルームを用意してくれるとはな……飛ばされた時間に戻るということだから、今日から三日間はデレステもミリシタもシャニマスもやらなくていい……ログインすらしなくていいなんて……ああ、これが本当の自由なのか……何もしないという贅沢……ソーシャルゲームからの解放……プライスレス」

 ――コンコン。ルームサービスをお持ちしました。

P「っほー。さっすがスイートルームだぜ。頼んでもないのにルームサービスが来るとは。なにが来たのかなー」

 ――ガチャ。

琴歌「こんばんは、プロデューサー様。ルームサービスですわ」

P「えっ」

琴歌「どうかされましたか?」

P「それはこっちのセリフなんだが……どうしてここに? そしてなぜホテルの制服を? あとやたらとでっかいカートだけど何が入ってるの?」

琴歌「一つずつ答えいたしますと、このホテルのオーナーが父でして、支配人とは子供の頃からのお付き合いですの。制服はその伝手でお借りしました。カートが大きいのは特別なルームサービスを用意したからです。ところで……ふふっ、どうでしょう? 似合いますか?」

P「やうやう赤くなりゆくうなじ、少し回りて、つやめきたる髪の細くたなびきたる」

琴歌「枕草子……?」

P「ホテルウーマンの制服に身を包んだお嬢様が、はしゃいでその場でくるりと踊った。露出のない制服の襟首から覗く白い首筋が、はしゃいでいる自分に対する羞恥でだんだん赤くなっていった。安定した体幹が生み出す小さなターン。艶めいたツインテールが軽やかに舞って、細くたなびいた。要約すると、尊い」

琴歌「きょ、恐縮ですわ……///」

P「どうぞ入って。俺の部屋じゃないけど」

琴歌「では失礼いたします」

 ――ピーッ……ガチャン

P「待って、今の音なに?」

琴歌「鍵をかけただけですが」

P「カードロックだよね? 俺がかけたときはそんな音しなかったけど……」

琴歌「このマスターキーでロックをかけると、通常のカードキーでは開けられなくなるんです」

P「……なんでそんなことを?」

琴歌「それはもちろん、プロデューサー様を逃さないためですわ」ニッコリ


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