【ガルパン】梓「各校のリーダー論を学びにいきます!」
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33: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:34:36.46 ID:eeJxIamm0
最後に梓が訪れたのはみほが未だに勝てていない相手であるダージリン、そして自身のライバルであるオレンジペコが所属している聖グロリアーナ女学院だ。
梓が案内されて部屋に入ると、そこには優雅にお茶を楽しむダージリン、オレンジペコの姿があった。

梓「失礼します!本日はよろしくお願いします!」

以下略 AAS



34: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:35:20.98 ID:eeJxIamm0
ダージリン「澤さん、各校の見学、どうだったかしら?」

梓「そうですね……。どの学校も違ってて、凄く勉強になりました。」

ダージリン「ふふ、個性があって面白かったでしょう?サンダースは隊員のやる気によって、アンツィオは隊長の頑張りによって、プラウダは恐怖によって、黒森峰は規律によって、それぞれ色んな方法で隊をまとめてる。」
以下略 AAS



35: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:36:17.18 ID:eeJxIamm0
梓「私たちは……わかりません。少なくとも私は西住隊長の指示に従っておけば間違いないと思っていますけど。」

ダージリン「そうね。あなたたちは戦車に乗ったこともなかった初心者、だからこそみほさんの言うことに疑問を抱かずにまとまることができた。そして勝たなければ廃校いう逆境がモチベーションの維持に繋がった。」

梓「そうですね。実際同じ初心者のはずの河嶋先輩の練習方法に文句を言う人はいなかったですし、他人任せだったところはあったと思います。」
以下略 AAS



36: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:40:21.54 ID:eeJxIamm0
ダージリン「みほさんはきっと勝ちに執着はしないでしょう。それは悪いことではないけれど、それでは来年以降大洗で戦車道をやりたいと思う人は少なくなるでしょうね。」

梓「それじゃダメなんですか?」

ダージリン「構わないけれど、それはつまり、将来また大洗女子学園が廃校になるかもしれないということよ?やる気があるチームとないチーム、その違いをあなたは見てきたはずよ。」
以下略 AAS



37: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:41:08.57 ID:eeJxIamm0
ダージリン「だから澤さん、あなたが大洗を勝利に執着させる存在に、チームをまとめる楔になりなさい!」

梓「で、でも、私にそんなことできるか……。」

ダージリン「まぁ、私が強制できることではないからやるやらないはお任せするわ。でもね、あなたは色んな方法を見てきて、勉強しているのだからできないということはないと思うわ。ねぇ?オレンジペコ?」
以下略 AAS



38: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:41:54.31 ID:eeJxIamm0
梓「あ!その前に、ダージリンさんのリーダー論を教えてください!」

ダージリンはまだ立ち上がれていない梓の横を通りながら答える。

ダージリン「リーダーは優秀なものが自然となるものよ。あるがままでいいの。リーダー論というものは存在しないわ。」
以下略 AAS



39: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:42:20.29 ID:eeJxIamm0
梓「皆さん練習中でも紅茶を持って戦車に乗るんだね。」

オレンジペコ「ええ、それが伝統ですから。」

梓「これになんの効果があるの?」
以下略 AAS



40: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:43:29.34 ID:eeJxIamm0
梓の案内役を務めているオレンジペコが短く答える。
他校から見れば異様なそれはこの学校では伝統としてやって当然のものなのだ。

梓「それってやめた方がいいんじゃ……。」

以下略 AAS



41: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:44:15.16 ID:eeJxIamm0
梓「ペコさん、どうしたの?」

オレンジペコ「梓さんはズルいです。学校見学で1人だけ成長して。」

梓「もしかして、拗ねてる?」
以下略 AAS



42: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:45:28.23 ID:eeJxIamm0
梓「あ、そうか……。型が出来上がっている分隊長の個性は出せないんだ。」

オレンジペコ「そういうことです。例え私が成長せずに隊長になったとしても、ある程度の成績は残せるでしょう。」

梓「じゃあなんで隊長を期待されてるの?誰がやっても同じみたいに聞こえるけど。」
以下略 AAS



43: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:46:30.04 ID:eeJxIamm0
梓「それは違うよ。」

オレンジペコ「梓さん?」

梓「それならダージリンさんは私をここに呼んだりなんかしない!お互いに学校見学させるなんて条件飲まない!これには意味があるはずだよ!」
以下略 AAS



44: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:52:40.77 ID:eeJxIamm0
梓「今日はありがとうございました。」

ダージリン「ええ、気をつけてお帰りになってね。」

おじぎする梓にダージリンが挨拶を返す。
以下略 AAS



45: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:53:07.84 ID:eeJxIamm0
杏「いやー、戻ってきて早々悪いね。」

みほ「澤さん、お疲れ様でした。」

杏「んで、どうだった〜?」
以下略 AAS



46: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:53:41.45 ID:eeJxIamm0
梓「色んな人から色んな考え方を聞いて、副隊長としての自覚、といいますか、考え方を決めることができました。最初は不安だったんですが、今ではいい経験だったと思います!」

杏「そっかそっか、じゃあ良かったよ。」

みほ「頼もしいですね。」
以下略 AAS



47: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:54:12.70 ID:eeJxIamm0
杏「……これで河嶋の代わりは大丈夫そうだね。良かったね、西住ちゃん。これで西住ちゃんは今までよりもっと楽しく戦車道ができるようになるよ。」

みほ「ははは……でも、確かにモチベーション管理はずっと課題だったので、澤さんが頑張ってくれるなら負担が減って助かります。」

杏「しかも河嶋と違って文句も言わないし癇癪も起こさないしね〜。」
以下略 AAS



48: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/16(水) 21:55:24.00 ID:eeJxIamm0
以上です。

梓の話を書きたくて気軽な気持ちで学校見学させたのですが、思ったより長くなってしまいました。
書いてるうちに本題と違うことを書きたくなっちゃうパターンですね。
聖グロの部分は違和感があったかと思いますが、設定上ああするほかありませんでした。この設定もどこかで詳細を書けたらなぁと思っています。
以下略 AAS



49:名無しNIPPER[sage]
2018/05/16(水) 22:35:47.52 ID:M4pGxcT+o
乙ー


50:名無しNIPPER[sage]
2018/05/16(水) 22:52:37.40 ID:8KLUvha9O
乙です!


51:名無しNIPPER[sage]
2018/05/17(木) 09:12:43.99 ID:1gibHyy30
乙おつー


52: ◆saI1ZNzQKuJn[sage]
2018/05/18(金) 01:04:06.48 ID:Tc+M6EKv0
乙あり!


53:名無しNIPPER[sage]
2018/05/28(月) 14:55:47.17 ID:5TGx3Xgy0
非常に良き


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