12:名無しNIPPER[sage]
2018/05/22(火) 19:59:25.63 ID:6LeGnMhJ0
千聖「……はぁ、花音と旅行に行きたい。花音に癒されたい」
有咲(長々喋って結局それかよ)
美咲(分かるなー、あたしも花音さんの肩を抱きながら夜景見たいなー。でもあたしは花音さんの耳元で優しく愛を囁きたいなー)
有咲(奥沢さん、すげー真面目な顔してるけど絶対にロクなこと考えてねーだろうな)
千聖「どう、有咲ちゃん? これで分かってもらえたかしら?」
有咲「あー、えーっと……なんていうか……」
有咲(『そう言えばそんな話でしたね』なんて言ったらやっぱ怒るよな……でもただ妄想を聞かされてるだけにしか思えなかったっていうか……)
千聖「いまいちピンと来ていないみたいね……どこかに不備があったかしら」
美咲「ないと思いますよ、あたしは」
有咲(不備があんのはアンタら2人の頭だよっ、って言いてぇなー。怖いから言わないけど)
美咲「あ、もしかしてあれじゃないですか? 市ヶ谷さんって花音さんとはあんまり親交がないから……」
千聖「ああ、花音との日常から話をして普段のあの子の素晴らしさを1から教えないとダメってことかしらね。ふふ、しょうがないわね」
有咲「い、いえ、流石にそこまでして頂く訳にはいきませんので……」
有咲(どんだけ時間かかるんだよそれ。絶対今日1日で終わらないだろ)
千聖「そんな遠慮なんてしなくていいのに」
美咲「んー、じゃああれだ。花音さんじゃなくて、市ヶ谷さんの大切な人に置き換えて考えてみれば少しは分かるんじゃないかな?」
有咲「はぁ……?」
千聖「そうね。それは正確に花音の魅力とは言えないかもしれないけれど、今日のところは私の気持ちを分かってくれるだけでも十分だわ」
有咲(『今日のところは』ってなんだよ。まだ次があるみたいな言い方は止めろよな……)
美咲「それじゃあ大切な人を思い浮かべてみましょうか、市ヶ谷さん」
有咲「え、マジでやるの……?」
美咲「はい、マジです」
千聖「もちろんよ、有咲ちゃん」
有咲「えぇ……」
美咲「市ヶ谷さんの大切な人って誰だろ。やっぱりポピパの……」
千聖「……香澄ちゃん、かしらね?」
有咲「は、はぁ!? どうして香澄がここで出てくるんですか!?」
有咲「べべ、別にアイツは特別に大切な人とかそういうんじゃないし……」
有咲(それに香澄と2人っきりで旅行とか……まずアイツ、絶対に楽しみにしすぎて前日眠れなくて遅刻するだろ)
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