【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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404: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/04(土) 18:45:40.07 ID:cEt2RuET0
エリカ「小学生の頃地元の小学生大会に参加したとき、あなたの試合を見た事があって」
逸見は少し気恥ずかしげにしながらも、だけど嬉しそうにそっと語りだす。
確かに小学生の頃、いくつかの大会に出た事がある。地元が同じである逸見がそれを見た事があるというのはおかしい話ではない。
エリカ「残念ながらあなたと当たることはありませんでしたが。……凄かった。一つしか年が違わないのに、強くて気高くて。
その姿に、私もああなりたいって。強い学校で学びたいって。そう思ってここに来ました」
その頃はお母様が私に経験を積ませるためにとにかく手当たり次第に戦車道の大会に出場させていた時期だ。
でも……幼い頃のたった一度。それも私の試合を見たぐらいでそんな人生を決める決断をするだなんて……
エリカ「あ、今『その程度の事で』って思いましたね?」
まほ「ち、違っ……」
私の内心を察したのか、逸見はくちびるを不満げにとがらせる。だけど、その顔はすぐに綻ぶ。
エリカ「……ふふっ、わたしもその程度の事だって思います。でも……その程度で充分だったんですよ。私がここに来る理由は」
何の後悔もないという逸見の表情。
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