【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
1- 20
433: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/11(土) 19:12:47.17 ID:K1R5xaRg0




中等部3年〜9月〜





黒森峰の母港にほど近い海沿いにあるホテル。

その大ホールの壇上に、私とエリカさんはいた。



みほ「えっと……」



私の言葉を会場の人たちは今か今かと待ちわびる。

その光景に圧倒されて、私は何を言えばいいかわからなくなってしまう。

そんな私の脇腹をエリカさんがみんなからは見えない位置で小突いてくる。



エリカ「さっさとしなさいよ。みんな待ってるわよ」



凛とした立ち姿を崩さず、私にだけ聞こえるようにそう囁く。

それに視線だけで謝って、深呼吸をする。

すると、会場にいる赤星さんが口だけを動かして「頑張ってください」と、伝えてくる。

……うん、大丈夫。ちゃんと練習したんだし。



みほ「……黒森峰学園中等部戦車道チームは今年も大会優勝という栄光を得ることができました。

   これも偏に隊員の皆さん、学校、OG、そして、地域の方々の協力があってこそです」



最後にこれだけ声を張ったのはいつだろうか。

相変わらず大きな声を出すのが苦手だ。

でも、今日は大会で頑張ったみんなを労うためでもあるパーティー。

私は隊長として、しっかりと務めを果たさないと。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
978Res/708.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice