【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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513: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/09/01(土) 22:50:26.73 ID:NvqPYlie0
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エリカ「……」
試合終了の合図はとっくに出ていて、ほかのチームメイトたちはすでに戻ってあとは戦車を回収するのを待つばかりなのだが、
エリカさんは戦車を降りてもなお、呆然と信じられないような目で白旗を見つめている。
このままでは回収車の人たちが困ってしまうと考えた私は、エリカさんに恐る恐る声を掛ける。
みほ「え、エリカさん……?」
エリカ「みほ、私、勝ったの?」
まるで抑揚のない、呟くような声。
その視線は白旗を見つめたまま動かない。
みほ「う、うん。エリカさんの勝ちだよ」
エリカ「……った」
みほ「?」
エリカ「やったああああああああああっ!!勝った、勝ったわよっ!!ついにみほに勝ったっ!!」
両手を天に向けて歓喜の声を上げるエリカさん。
突然の轟音に耳がキーンとなった私は、喜びはしゃぐエリカさんに何と声を掛けていいかわからずオロオロしてしまう。
エリカ「あはははははは!!ざまぁーないわ西住みほっ!!私の勝ちよぉーーー!!」
みほ「え、えっと……エリカさん?」
小梅「最高潮に調子乗ってますね……」
私があっけにとられていると、
いつの間にか隣に立っていた赤星さんが呆れたように言う。
エリカ「あら、赤星さんじゃない。何?私を称えに来たの?残念ねぇ?私についていたらこの勝利の栄光のおこぼれにあずかれたのに」
小梅「うーんめんどくさいテンション……」
みほ「あはは……」
赤星さんは何度か私たちの決闘に参加していてくれたが最近は、
「私はみほさんとエリカさんの両方に肩入れしてるんで、試合には参加しませんよ」、
との事で今回も見学をしていたのだ。
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