【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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607: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/11/17(土) 23:38:31.31 ID:+ZhhncjE0
小梅「どうしたんですか?」
いけないいけない。早くお礼を言わなければいけなかったのにすっかり忘れていた。
みほ「そうだ赤星さん。この間はありがとう」
小梅「え?何のことですか?」
みほ「ほら、私とエリカさんが決闘した日、エリカさんに待っててって頼んでくれたんでしょ?」
たぶん、あのまま一人でいたら、私の心は黒い何かに置き換わっていただろうから。
エリカさんの言葉に救われたのと同じく、赤星さんの気づかいにも私は救われたのだ。
本当に嬉しくて、ありがたい。
私はもう一度ぺこりと頭を下げてお礼を言う。
小梅「……何のことですか?」
みほ「……え?」
赤星さんはまるであの時のエリカさんのように『何を言ってるんだこいつは』と言わんばかりの表情で首を傾げる。
小梅「私、あの日は普通にエリカさんと一緒に帰ったんですけど……で、分かれ道でまた明日って」
みほ「つまり……」
私たちは顔を見合わせてため息を吐く。
ああもう、エリカさんは……
小梅「……ほんと、素直じゃない人ですね」
みほ「……全くだね。素直じゃなくて、お節介焼き」
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