4: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/06/10(日) 01:22:30.15 ID:iSezCjGx0
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今日は6月10日、私の誕生日だ。しかし、それは世間に何の影響を及ぼさない。いつも通りの日常が始まるだけだ。
いっそのこと体調が悪くなればサボる口実が得られるのに。
アイドルになる前の虚弱な私ならいざ知らず、日々のレッスンでしごかれている今の私は体力もつき始め、体調管理もバッチシなのだった。
ああ、今日は生憎の空模様。私の持論だが雨は人のやる気を溶かして流し去ってしまう、こんな日には家に引きこもってロボ製作をしたくなるというのが本音だ。
重い足取りと重い気持ち、様々な思いを抱きながら私は事務所へと歩を進めた。
「やあ、おはよう」
当たり前のことだがどんなにゆっくりでも前には進んでいるもので、私は重く感じる事務所の扉を開けて挨拶をした。
ちなみに挨拶は常に「おはようございます」を使う。ふふん、これでも私は一端の芸能人なのだ。
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