美希「エンジェルのAは愛してるのA、なの」
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10: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:54:06.56 ID:NSDqj0DG0
「ちょっとプロデューサー!?これはどういうこと!?」
「いやどういうこともこういうことも」
「なんだぁ。プロデューサーの身には何もおこってなかったんだねぇ」
「なんでひなたが……えっとだな」
「てへへぇ……プロデューサーさんの匂い……」
「いやだから挨拶代りにハグして臭いかごうとすんのやめろ可憐」
「あ、ずるいずるい!私も!ぎゅーってする!」
「おいやめろふたりがかりはやめろ」
「ナデナデシテー!」
「それなんか嫌な記憶思い出すから本当にやめてくれ茜」

 寝ぼけた頭でこの数のアイドルをいなすのは流石の敏腕調教師と名高い765プロプロデューサーにも無理難題。
 そもそもなんで寝ていたのかも覚えてない。
 確か、最後に記憶にあるのは―――

「あれ、俺春香たちと飯食ってなかったっけ。
 なんで寝てるんだ。寝落ちしたのか?酒も飲んでないのに」
「とぼけるんじゃなーい!あんた美希ちゃんと、その、ね、ね、ね」
「寝てたね」
「寝てたよ」
「……うん……寝てた」
「だからあんた達はすこし慎みをもちなさい!せめて男の前では!」
「ん?寝てたって言っただけなのにこのみんは何を考えたのかな?んん?」
「これは是非教えてもらわなきゃならんですな隊長」
「……どういう、こと……?」
「うあああ杏奈ちゃんの純粋な目が、目がぁ!
 あとあんたらは絶対わかって言ってるでしょうが!」

 がりがりと頭をかく馬場このみ。
 さすがにプロデューサーとしては担当アイドルが髪をボサボサにするのは見てられないので止めるのだが。

「え、髪をそんなに乱暴に扱うなって?誰のせいだと思ってんの!!」
「いや、だから俺にも何が何だか」
「うーん、私、思うのだけれど」

 と、助け舟を出したのは、765プロ最強の胸を持つ女。
 え、最強は出てった方?腰がね……と言ったらガチで泣かれた。すまん。



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