12: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/17(日) 11:57:06.43 ID:7ZeMEN950
そうして件のプロデューサー。
こちらは表立って枕扱いされることは無いが、誰それがその肩を借りただの、
いつぞや腕を借りただの、私は膝を貸しただの。
曰くだけは大量に付いている代物で。
真実を詰問されると首を縮め、困ったように頭を掻く。
ポリポリと、そうポリポリと。
「プロデューサーさんって、よく髪の毛をポリポリしてますよね」
星梨花の言葉に双子が頷く。
「癖じゃないの?」
「痒いんじゃないの?」
「その原因がきっとノミなんです!」
意気込み断言する星梨花に、果たして事実はそうだろうか? とは言わない亜美と真美である。
むしろ彼女達二人は「んっふっふ〜」なんて邪悪な微笑みを浮かべると、
フンスフンスと鼻を鳴らす星梨花をけしかけるように言ったのだ。
「んじゃ、原因究明はせりかっちの肩に任せたよん!」
「兄ちゃんたちをどうしたかは、また学校ででも教えてね!」
きっと面白いコトが起きるに違いないとイタズラっ子の勘に賭け、声を揃えて「よろよろ〜♪」と。
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