29:名無しNIPPER[sage]
2018/06/20(水) 22:12:12.41 ID:piPj+st+0
 一瞬なんで響いるのって思ってびびった 
30: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:48:47.49 ID:KEuP8EvK0
  
 それに遺伝的観点から見ても自分はまだまだ大丈夫……などと、 
 プロデューサーが自らに言い聞かせていたその時だった。 
  
 「あっ」と星梨花の探索が止まり、次いで「あたっ!?」と男が情けない声を上げる。 
31: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:51:11.19 ID:KEuP8EvK0
  
 「じゃあやっぱりプロデューサーさんは、シラミを飼っていたんですね?」 
  
 「う〜ん、あんまり想像したくないけど」 
  
32: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:52:56.34 ID:KEuP8EvK0
 ===3. 
  
 こいつはとんでもないことになったぞと、 
 プロデューサーはこれまでの話の流れを顧み嘆息した。 
  
33: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:55:24.62 ID:KEuP8EvK0
  
 しかし、その舞台を太陽光照りつける青空の下のビーチではなく、 
 タイル張りの壁や床に照明を反射する密室に置き換えればどうか? 
  
 ……手段はすこぶる健全であるはずなのに、何やらとっても如何わしい。 
34: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:57:18.39 ID:KEuP8EvK0
  
 星梨花の操るシャワーによって、 
 幽霊の如く前髪をしとしとに垂らした響が言う。 
  
 「うぅ〜、ホントに覚えが無いの?」 
35: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:59:15.73 ID:KEuP8EvK0
  
 「そうなの? その割には笑顔が胡散臭いって評判だけど」 
  
 「だ、誰が一体そんなこと。心外だなぁ」 
  
36: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 22:02:28.40 ID:KEuP8EvK0
  
 「ふぁ……やっ、そこだめぇ……!」 
  
 抵抗するには弱々しい、抗議の声が彼女の唇から零れ落ちた。 
  
37: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 22:04:16.24 ID:KEuP8EvK0
  
 「我慢してください。もう少しで全体が泡立ちますからね」 
  
 「も、もうすこしってどのくらいさ……ぁ!」 
  
38: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 22:06:48.83 ID:KEuP8EvK0
  
 「はっ、はやく、はやく全部やって! 我慢できるうちに最後までシてっ!」 
  
 両腿を強く擦り合わせて、肩を強張らせながら頼む悲鳴にも近い彼女の懇願。 
  
39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/06/22(金) 22:08:22.63 ID:KEuP8EvK0
 ここまで 
40:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 01:29:37.72 ID:xWjT9C5UO
 乙 
41: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:49:28.16 ID:NI6HsOLJ0
 === 
  
 「はい、これでおしまいです」と、星梨花がにこやかに宣言した時には既に、 
 響が浴槽の縁にうつ伏せるように頭を押しつけ、だんまりと大人しくなってから長い時間が経っていた。 
  
42: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:50:48.35 ID:NI6HsOLJ0
  
 そうして彼女は、えぐえぐと小さくえずきつつも座っていた椅子から立ち上がった。 
  
 体に巻いていたタオルを静々と外し、 
 それで自身の長い髪を包み込むようにして纏めたら。 
43: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:52:12.36 ID:NI6HsOLJ0
  
 むしろ分かってもらえない方がプロデューサーとしては安心だ。 
  
 とはいえ、男が詳しく説明するにもそれができず、ほとほと困り果てていると。 
  
44: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:54:00.95 ID:NI6HsOLJ0
  
 すると、タオルを腰に巻いた男の姿に星梨花が小首を傾げてこう尋ねた。 
  
 「プロデューサーさんは、見えてる部分が恥ずかしかったんじゃないんですか?」 
  
45: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:55:23.52 ID:NI6HsOLJ0
  
 「できました! 今日の分はこれでおしまいです」 
  
 数分後、髪をすすぎ終わった星梨花がシャワーのお湯を止めて言った。 
 するとプロデューサーは自分の顔を両手で拭い。 
46: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/06/23(土) 06:56:25.27 ID:NI6HsOLJ0
 === 
 以上おしまい。オチは当初の予定通り。 
  
 和気あいあいとお風呂に入るのは楽しいですが、ノミを潰して処理しちゃいけませんよ。 
  
47:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 10:39:02.91 ID:xWjT9C5UO
 乙 
 よかった 
48: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2018/06/23(土) 12:57:01.22 ID:aJ/I6obB0
 響の喘ぎ方エロいね 
 乙です 
  
 >>1 
 箱崎星梨花(13)Vo/An 
49:名無しNIPPER[sage]
2018/06/27(水) 18:38:43.46 ID:+tikQ1xIo
 乙乙 
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