24: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:21:56.34 ID:bc+j41HO0
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 「で、だ」 
  
 仕切り直すように口を開いたプロデューサーの顔には疲労の色が濃い。 
  
 彼は星梨花から事情を聴く間に、 
 響が用意したさんぴん茶の入った湯呑をテーブルの上にことりと置くと。 
  
 「要するに、俺たちにノミやシラミがついてるんじゃないかって誤解が巡り巡って来たコレだ」 
  
 言って、並べられた駆除用グッズの山を見やる。 
  
 「誤解だなんて」星梨花が反論の為に口を開く。 
  
 「プロデューサーさんはいつも頭をポリポリしてますよね? 響さんだってこうやって――」 
  
 さらに彼女は、自身の大きなツインテールを持ち上げるようにして 
 「うーがー!」と可愛い雄叫びを披露した。 
  
 それが自分の真似だと気づいた響が赤面しながら顔を伏せる。 
 これは仕事で使えるぞとプロデューサーの瞳が光る。 
  
 そんな二人に星梨花はニコニコと髪を持ち上げたまま。 
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