5: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/17(日) 11:43:11.06 ID:7ZeMEN950
「荷物はーちょっとでいい、選ぶのーもっ楽しい♪」
歌を口ずさみながら小一時間を掛けて作業完了。
泡ぶくまみれの毛並みをしっかりとシャワーで洗い流し、ぶるるるるっと身を震わせ、
その場に水滴を撒き散らした愛犬を「もう!」と可愛らしく叱ったなら。
「おしまいだよ。ジュニオール」
頑張ったねと褒めてあげる。
ワン! と応えるジュニオール。
そうして星梨花は、自分の仕事の成果ともいえるノミだらけの洗面器を見下ろすと。
「そうだ!」
良い考えが閃いた。
そんな調子で手を合わせると浴室から一度外に出る。
突然姿を消したご主人にくぅーんとジュニオールが鳴いてしばらく、
戻って来た星梨花の手には一台のスマホが握られていた。
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