7: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/17(日) 11:47:06.31 ID:7ZeMEN950
「うあうあ〜!? ご飯食べてるのにぃ!!」
「せりかっちは不意打ちにも程があるよ〜!?」
そうして嘆き悲しむ双子に対し、星梨花はちょこんと小首を傾げると。
「お二人とも、ノミはお嫌いなんですか? ……ヘビやカエルは平気なのに」
意外です! といった眼差しを向けてくる世間知らずなお嬢様に、
亜美がスマホをしまうよう手振りでパタパタお願いする。
その隣では、真美が落としたパック牛乳を拾い上げながら。
「好き嫌いの問題じゃ無いっしょ〜。急にウジャウジャしてるの見せられたらん――」
「流石の亜美たちもビビらされますぜ? お嬢」
「ホントホント。それにぃ、真美たちからすればせりかっちが平気なことのがびっくらぽん」
彼女がずぞぞぞぞっとストローを鳴らす。
亜美が二つ入りサンドイッチの二つ目へとその手を伸ばす。
星梨花はスマホを片付けると、代わりに食べかけのお弁当箱を持ち上げて。
「そうでしょうか?」さくり、とフォークでプチトマトを摘まみ上げた。
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